セラミックは永久に白い?変色することはあるの?|後悔しない審美歯科の選び方
2025/07/10

こんにちは、秋葉原の歯医者、スマイルデザインデンタルクリニック秋葉原です。
「セラミック治療は見た目がきれいだからやってみたい。でも…この白さってずっと続くの?」
美しさと機能性を兼ね備えたセラミック治療は、今や多くの方が選ぶ審美歯科の選択肢となりました。
しかし実際には、「数年後に黄ばんできた」「歯ぐきとの境目が黒ずんできた」というご相談も少なくありません。
本記事では、セラミックの白さが本当に“永久”なのか? という疑問に、専門医の立場から詳しくお答えします。
さらに、変色リスクのあるケースや、素材選び・治療技術・メンテナンスの重要性についても丁寧に解説。
「治療したことを後悔したくない」
「いつまでもきれいな歯でいたい」
そんなあなたのために、セラミックを美しく長持ちさせるための本当に大切な知識を、わかりやすくお届けします。
セラミックの「白さ」は変わらないの?

結論:正しく選び、適切にメンテナンスすれば、セラミックは長期間“白さ”を保てる優れた素材です。
セラミック治療で使われる素材は、陶器と同じく「無機質」でできています。
これはつまり、水分や色素を吸収しない構造を持っているということです。
経年劣化が少ない“3つの理由”
① 吸水性がゼロに近く、色素を吸収しにくい
天然の歯やレジン(プラスチック)系の素材は、目に見えない微細な穴が空いており、水分や色素が入り込むことで徐々に変色していきます。
一方、セラミックは粒子が非常に緻密に焼き固められており、水分を吸い込まないため、コーヒーやカレー、赤ワインなどの色素もほとんど染み込みません。
そのため、表面の汚れは一時的でも、しっかり磨けば元の白さに戻せるというメリットがあります。
② 光を透過・反射する性質が天然歯に近い
セラミックには光を適度に透過する性質があります。
これにより、表面的なツヤだけでなく、内部からにじむような自然な白さを再現できます。
また、紫外線や蛍光灯による黄ばみの影響も受けにくいため、時間が経っても「くすんだ白」になりにくいのです。
③ 化学的に安定した素材
セラミックは、酸やアルカリなどの化学的な刺激に対しても非常に強いという特徴があります。
たとえば、酸性の飲み物(炭酸飲料やフルーツジュース)を日常的に飲んでいても、素材自体が化学反応を起こすことはほとんどありません。
そのため、色調や質感が長期間にわたって安定します。
セラミックの白さが「本物の歯」よりも安定することも

実は、天然の歯は年齢とともに象牙質が濃くなり、エナメル質がすり減ることで黄ばんでいくのが自然な変化です。
一方、セラミックは人工素材なので、何年経っても「作った時の白さ」を保ちやすいという特性があります。
そのため、定期的なメンテナンスとケアさえ行っていれば、周囲の歯よりも白く若々しい印象をキープできることも多いのです。
「セラミック=変色しない」わけではない理由
実は、「セラミック=永久に白い」とは限りません。
以下のような条件次第では見た目の変化が起こる可能性があります。
① セラミックの種類によって耐久性が違う
一口にセラミックといっても、いくつか種類があります。
種類 | 特徴 | 変色リスク |
---|---|---|
ジルコニアセラミック |
非常に硬く、耐久性と透明感を両立 |
極めて低い |
e.max(オールセラミック) |
審美性が高く、天然歯に近い見た目 |
低い |
ハイブリッドセラミック |
セラミック+樹脂の混合 |
経年で変色しやすい |
メタルボンドセラミック |
内部に金属を使用、耐久性◎ |
金属が透ける場合あり |
中でもハイブリッドセラミックは樹脂成分を含むため、数年で黄ばみが出ることがあります。 「見た目の白さを長く保ちたい」という方は、フルジルコニアまたはe.maxなどの素材を選ぶと安心です。
② セラミックと歯の境目に汚れがたまることも
被せ物と歯ぐきの境目(マージン)は、磨き残しが起こりやすい場所。
ここに茶色い汚れ(ステイン)や歯石が蓄積すると、一見セラミックが変色したように見える場合もあります。
実際はセラミック自体は変色していなくても、周囲の着色が原因で見た目が悪化することがあるのです。
③ セラミックの中の土台や接着剤の影響

神経を抜いた歯にメタルコア(金属の土台)を入れてセラミックをかぶせた場合、時間とともに金属が透けて見えることがあります。
また、劣化した接着剤が内部から変色して透けることも。
こうしたトラブルを防ぐには、金属を使わない「ファイバーコア」や審美性に配慮した接着剤の使用が重要です。
3. セラミックを変色させないためのメンテナンス法
美しいセラミックを長く保つためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
毎日のセルフケア
磨き残しを防ぐために、歯間ブラシ・フロスの併用を習慣化
着色性の高い飲食物(コーヒー・赤ワイン・カレーなど)を摂取した後はうがいや早めの歯磨き
定期的な歯科検診
3〜6ヶ月ごとのプロによるクリーニングでステインや歯石を除去
セラミックの縁に隙間や劣化が起きていないかのチェック
かみ合わせの微調整で破損や負担を予防
ナイトガード(マウスピース)の使用
歯ぎしりや食いしばりがある方は、セラミックの割れやすり減りを防ぐためのナイトガードが有効
セラミック治療後「白さを保てない」ケースの実例

実際に他院で治療を受けた方のご相談で多いのが、
「前歯のセラミックが黄ばんできた」
「歯ぐきとの境目が黒くなってきた」
「以前よりも透明感がなくなってきた」
といったもの。
詳しく診察すると、以下のような原因が見つかることが多いです。
ハイブリッドセラミックによる経年劣化
金属の土台の透け
咬み合わせの不調和でセラミックが欠けたり摩耗したケース
当院のセラミック治療は“白さが長持ち”する設計です
当院では、審美性と長期安定性の両立を目指し、以下のような安心の体制でセラミック治療をご提供しています。
白さを保ちやすい高品質セラミックを採用
ジルコニア・e.maxなど、変色しにくく自然な美しさが続く素材を厳選
金属を使用しない“メタルフリー設計”で、歯ぐきが黒ずみにくい
精密な接着・適合性で“すき間”を作らない
拡大視野での調整
精密印象によるフィット感の高い補綴物
審美性と耐久性に優れたセメント(接着剤)を使用
治療後のメンテナンスも万全
専属の歯科衛生士が個別にケアプログラムをご提案
セラミックを長持ちさせる生活習慣のアドバイス
ナイトガードや定期メンテナンスでトラブルを未然に防止
まとめ|セラミックを「白く、美しく」保つために

セラミックは非常に優れた審美治療素材ですが、素材選び・歯科医院の技術力・術後ケアがそろってこそ、本当の意味で“長く白く、美しく”保てます。
「いつまでも自然な笑顔でいたい」
そんなあなたにこそ、正しい知識と確かな技術でサポートできる歯科医院を選んでいただきたいと考えています。
当院では、無料カウンセリングを実施中。
セラミック治療のご相談はお気軽にお問い合わせください。
スマイルデザインデンタルクリニック秋葉原 :https://smile-design-dc.com/
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