歯の詰め物が取れやすい人の原因と予防策を解説
2026/02/20
こんにちは。東京都、秋葉原の歯医者スマイルデザインデンタルクリニック秋葉原です。
食事中などに突然詰め物が外れてしまうと、憤りや不安を感じるのではないでしょうか。
実は、詰め物が取れやすい方には共通する傾向があります。
今回は、詰め物が外れやすくなる理由と、長持ちさせるための対策について解説します。
詰め物が取れる主な原因について
虫歯の進行
詰め物が外れてしまう原因として特に多いのが、詰め物の下で虫歯が進行しているケースです。
口腔内のケアが不十分だと、詰め物と歯の境目から細菌が侵入し、内側で新たな虫歯が発生します。
この二次虫歯によって歯質が溶けると、詰め物を支える土台が弱くなり、詰め物が外れやすくなってしまいます。
二次虫歯は詰め物の内側で進行するため、外からは気づきにくく、痛みなどの自覚症状が出にくい傾向があります。
気づいた時には虫歯がかなり進行していることもあるため、日々のケアと定期的な検診による早期発見がとても重要です。
歯ぎしり・食いしばり
次に考えられるのが、歯ぎしりや食いしばりです。
強い力が繰り返し詰め物にかかることで、接着剤が劣化したり、詰め物そのものが破損したりするリスクが高くなります。
詰め物の材質や経年劣化
材質や経年劣化も、詰め物が外れる要因です。
保険診療で使用される金属の詰め物は耐久性に優れていますが、温度変化による膨張と収縮を繰り返すことで、歯との間にすき間が生じることがあります。
また、レジンと呼ばれる白い樹脂製の詰め物は、金属に比べると摩耗しやすく、時間とともに劣化する性質があります。
そのほかの材質であっても、年月が経過すれば接着力が弱まり、外れやすくなります。
食生活や習慣による影響
食生活も詰め物の寿命に大きく関わっています。
例えば、硬い食べ物を頻繁に噛む習慣がある方は、詰め物に過度な負担をかけている可能性があります。
また、キャラメルやガム、餅などの粘着性の高い食品は詰め物に付着しやすく、噛んだ時に引っ張られることで外れてしまうケースがあります。
そのほか、熱々のコーヒーを飲んだ直後に冷たいアイスクリームを食べるといった温度変化も、詰め物の膨張と収縮を急激に引き起こし、歯とのすき間を生じさせる原因になります。
さらに、柑橘類のジュース、炭酸飲料、スポーツドリンクなどの酸性の強い食品や飲料は、歯のエナメル質を溶かす酸蝕症の原因となります。
エナメル質が弱まると、詰め物との境目から虫歯が発生しやすくなり、結果として詰め物の寿命を縮めてしまいます。
年齢
加齢も、詰め物が取れやすくなる要因の一つです。
これは、加齢により唾液量が減って二次虫歯のリスクが高まることや、年齢とともに歯ぐきが下がってくることが影響しています。
歯ぐきが下がって露出した部分は虫歯になりやすく、詰め物の周囲から虫歯が進行するリスクが高まります。
予防のために心がけたいセルフケア
丁寧な歯磨き
詰め物を長持ちさせるためには、毎日のオーラルケアが何より大切です。
オーラルケアの基本となるのは、食後の丁寧な歯磨きです。
特に詰め物と歯の境目は汚れが溜まりやすく、虫歯菌が繁殖しやすい場所ですので、丁寧に磨くようにしましょう。
歯ブラシだけでは届きにくい部分もあるため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することも大切です。
歯ぎしり・食いしばり対策
歯ぎしりや食いしばりの自覚がある方は、ナイトガードの使用を検討しましょう。
最初は違和感があるかもしれませんが、ナイトガードの使用を習慣化することで歯やあごへの負担を軽減でき、将来的な口内トラブルを予防することができます。
詰め物の種類と特性
金銀パラジウム合金
保険診療で使用される金属の詰め物は、金銀パラジウム合金という素材でできています。
耐久性が高く、強い力がかかる奥歯にも適していますが、金属アレルギーのある方には適しません。
また、見た目が目立つという審美的な欠点もあります。
レジン
レジン充填は、白い樹脂を詰めて治療する方法です。
見た目が自然で、金属アレルギーの心配もありません。
ただし、金属に比べると強度が劣り、経年劣化による変色や摩耗が起こりやすいという特徴があります。
セラミック
セラミックは、審美性と耐久性を兼ね備えた素材です。
天然の歯に近い色調と透明感を再現でき、変色や摩耗にも強いという利点があります。
また、表面が滑らかなため、汚れが付きにくく、二次虫歯のリスクも低減できます。
金属アレルギーの心配もありません。
ただし、セラミックの種類によっては硬すぎることで噛み合う歯を傷つける可能性があります。
ゴールド
ゴールドの詰め物は、歯との適合性が良く、二次虫歯になりにくいというメリットがあります。
柔軟性があるため、噛み合う歯を傷つけにくく、長期的に安定した状態を保つことができます。
欠点としては、見た目が金色で目立つことと、費用が高額になることです。
詰め物が取れた時の応急処置
どれだけ気をつけていても、詰め物が取れてしまうことはあります。
そのような時は慌てずに対処をすることが大切です。
まず、取れた詰め物は捨てずに保管しておきましょう。
場合によっては再利用でき、再利用できない場合でも次の治療の参考にすることができます。
清潔な容器やティッシュペーパーに包んで、歯科医院に持参してください。
痛みがある場合は、市販の鎮痛剤を服用しても構いませんが、これはあくまで一時的な対処法です。
痛みがなくなったからといって受診を後回しにはせず、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
放置すると虫歯が進行したり、周囲の歯に影響が及んだりする可能性があります。
また、詰め物が取れた穴に食べ物が詰まった場合、爪楊枝などで無理に取り出そうとするのは控えましょう。
歯や歯ぐきを傷つけたり、さらに奥まで押し込んでしまったりする恐れがあります。
優しくうがいをする程度にとどめ、歯科医院で処置を受けましょう。
まとめ
詰め物の取れやすさは、原因に応じた対策をとることで対処できます。
虫歯の予防、歯ぎしり・食いしばり対策、食生活の見直し、定期的な歯科受診を心がけましょう。
また、もし詰め物が外れてしまった場合は、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
放置すると虫歯が進行したり、周囲の歯に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
記事監修:スマイルデザインデンタルクリニック秋葉原 院長 歯科医師 児嶋 剛
日本インプラント学会 所属
日本歯内療法学会 所属
日本審美歯科学会 所属
日本臨床歯科学会 東京SJCD 会員
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