歯と歯茎の境目が黒ずむ原因とは?解消法と予防のポイント
2025/03/20

こんにちは、秋葉原の歯医者、スマイルデザインデンタルクリニック秋葉原です。
「歯と歯茎の境目が黒くなっている」
「せっかく被せ物をしたのに、時間が経つと境目が黒くなってきた…」
多くの患者様からこのようなお悩みをお聞きします。
歯と歯ぐきの境目が黒ずんでしまうと、口元の印象が暗くなり、清潔感が損なわれてしまうことがあります。
しかし、その原因を知り、適切な治療を行えば、美しい口元を取り戻すことができます。
本記事では、歯と歯ぐきの境目が黒くなる原因や、当院で行っている治療法について詳しくご紹介します。
歯と歯ぐきの境目が黒くなる原因
1. 被せ物の金属が溶け出している

長年使用した銀歯や金属を含む被せ物(メタルクラウン)は、唾液や食事の酸性度の影響を受け、徐々に金属成分が溶け出してしまいます。
特に銀やパラジウムなどの金属は、酸化することで黒ずみを生じやすく、これが歯と歯ぐきの境目に付着し、黒く見える原因となります。
金属が溶け出すと歯ぐき自体にも沈着することがあり、これをメタルタトゥーと呼びます。
メタルタトゥーは自然には消えず、専門的な治療が必要になります。
2. 金属の土台が透けて見えている

過去の治療で使用されたメタルコア(金属の土台)が原因で、歯と歯ぐきの境目が黒ずんで見えることがあります。
メタルコアは歯の強度を高めるために使用されることが多いのですが、光を透過しないため、歯の内部が暗く見えてしまいます。
また、歯ぐきが痩せたり下がったりすると、金属の部分が露出して黒っぽく見えることもあります。
この問題を解決するためには、金属を使用しないファイバーコアへの交換が有効です。
3. 被せ物の金属部分が露出している

セラミックやレジンを使用した被せ物の中には、内側に金属を使用しているものがあります。
例えば、メタルボンドクラウン(金属フレームの上にセラミックを焼き付けた被せ物)などが該当します。
これらの被せ物は経年劣化や歯ぐきの退縮によって、内側の金属フレームが露出し、黒く見えてしまうことがあります。
特に歯ぐきが後退しやすい部位では、この問題が顕著になることがあり、見た目の悪さにつながります。
解決策として、金属を使用しないオールセラミッククラウンに交換することで、自然な白さを取り戻すことが可能です。
4. 虫歯が進行して黒く見えている

歯と歯ぐきの境目が黒く見える原因の中には、虫歯の進行が関係している場合もあります。
特に、過去に詰め物や被せ物をしている歯では、その周囲に二次カリエス(再発虫歯)ができることがあります。
虫歯が進行すると内部が黒く変色し、被せ物の端や歯ぐきの境目から黒ずみとして見えることがあります。
二次カリエスを放置すると、さらに虫歯が進行し、痛みや歯の崩壊につながる可能性があります。
早期の診断と適切な治療を受けることで、より健康的な歯を維持できます。
5. 歯石の蓄積

歯磨きが不十分で歯に汚れが残ると、時間の経過とともに歯石が形成され、歯と歯茎の境目に黒ずみが現れることがあります。
歯石は硬く、通常の歯ブラシでは取り除くことが難しいため、定期的な歯科医院でのクリーニングが必要です。
歯と歯ぐきの境目の黒ずみを除去する方法
1. 金属を使わない土台で黒ずみを防ぐ(ファイバーコアへの交換)

被せ物の下に金属の土台(メタルコア)が使用されていると、歯ぐきの黒ずみの原因になります。
これは、金属が光を透過しないため、歯の内部が暗く見えてしまうことや、金属が溶け出して歯ぐきに沈着することが影響しています。
この問題を解決するには、金属を使用しない「ファイバーコア」への交換が有効です。
ファイバーコアは、グラスファイバーを使用した土台で、光を透過しやすいため、自然な白さを保つことができます。
また、メタルコアと比べて歯にかかる負担が少なく、歯根破折(歯の根が割れること)のリスクを軽減することができます。
すでに黒ずみが発生している場合は、被せ物の交換と合わせてファイバーコアへの変更を検討することで、より美しく健康的な口元を取り戻すことが可能です。
2. 金属を使わない被せ物で美しい見た目に(セラミック治療)

被せ物に金属が含まれている場合、経年劣化や歯ぐきの退縮によって金属部分が露出し、黒ずみが生じることがあります。
このような黒ずみを解消するには、金属を使用しない「オールセラミック」や「ジルコニアセラミック」といった被せ物への交換が最適です。
オールセラミックは、透明感があり天然歯に近い美しさを再現できるのが特徴です。
また、金属アレルギーの心配がなく、長期間使用しても変色しにくいというメリットがあります。
ジルコニアセラミックは、強度が高いため、奥歯などの噛み合わせが強い部分にも適用できます。
これらのセラミック治療により、歯ぐきの黒ずみのリスクを根本から解消し、美しい口元を保つことができます。
3. 虫歯が原因の黒ずみは早めの治療が大切(虫歯治療)

歯と歯ぐきの境目が黒くなっている場合、虫歯が原因であることも考えられます。
特に、過去に詰め物や被せ物をした歯では、詰め物の隙間から虫歯が再発(二次カリエス)し、内部が黒くなっていることがあります。
虫歯が原因の黒ずみを解決するためには、まず歯科医院で診断を受け、適切な治療を行うことが重要です。
初期の虫歯であれば、コンポジットレジン(歯科用プラスチック)やダイレクトボンディングで治療が可能ですが、進行した虫歯では被せ物を交換する必要があります。
特に、セラミックの詰め物や被せ物を使用すると、見た目が自然で美しく、再発リスクも抑えられます。早期発見・早期治療が、美しい歯を保つための鍵となります。
4. 歯科医院でのクリーニングと正しいブラッシング

歯石の蓄積が原因で境目が黒くなっている場合、歯科医院で歯石やプラークを除去する必要があります。
まれに、市販のスケーラーなどを使用して自分で取ろうとする方もいらっしゃいますが、歯石は自分で撮ることは難しく、また無理に処置をすることで歯や歯茎を傷つけてしまう可能性もあります。
歯や歯茎を傷つけてしまうと、より大きな治療が必要となってしまいますので、必ず歯科医院で取ってもらうようにしましょう。
歯茎が黒くならないための予防方法
土台・被せ物ともに金属を使用しない素材を選ぶ
歯科治療を受ける際は、将来的な黒ずみのリスクを考慮し、金属を使用しない素材を選ぶことが大切です。
ファイバーコアとオールセラミックを組み合わせることで、審美性と健康を両立した治療が可能になります。
歯周病対策をする
歯ぐきの黒ずみは、歯周病によって歯ぐきが下がることで目立ちやすくなります。
毎日の正しいブラッシングと、定期的な歯科検診を受けることで、歯ぐきの健康を維持することが重要です。
喫煙習慣を見直す
タバコに含まれるニコチンやタールは、歯ぐきに色素沈着を引き起こし、黒ずみの原因となります。
禁煙または減煙することで、歯ぐきの健康を守り、黒ずみを防ぐことができます。
定期的なクリーニングと正しいブラッシング
歯科医院での定期的な歯のクリーニングやスケーリングが重要です。
歯石やプラークを除去することで、歯と歯茎の境目の黒ずみを予防できます。
また、毎日の歯磨きは、黒ずみを防ぐために不可欠です。
特に歯と歯茎の境目には細かい汚れが溜まりやすいので、丁寧にブラッシングを行い、歯間ブラシやデンタルフロスも併用することをおすすめします。
当院の治療の特徴

当院では、自由診療でありながら低価格を実現しており、患者さま一人ひとりに合わせた最適な治療プランをご提案いたします。
また、治療の際には完全個室のプライベート空間をご用意しており、他人に聞かれたくないお悩みも気軽にご相談いただけます。
歯と歯ぐきの境目の黒ずみが気になる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
専門的な視点から、最適な治療法をご提案いたします。
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